教室に来ている小学一年生の男の子。
何だかガチャガチャしている印象。
算数を学習しているんですが、間違いに気づいて消しゴムに持ちかえる時、つい鉛筆をポイっと投げてしまう。
机に当たるので、かなり音が教室に響きます。
前にいる子が怪訝な顔で見ている。
学習初期は、姿勢も悪かったのですが、先生が姿勢を褒め、徐々に良い姿勢を保てるようになってきました。
すると自然と、鉛筆を投げる音が小さくなってきたんです。
これについてちょっと調べてみました。
このお子さんの場合 、たぶん筋肉の使い方がまだ上手じゃなかったのかも?
手足を動かす時に使っている筋肉の状態を感じる能力を「固有覚」というそうです。
筋肉の張りや、関節の角度や動きを感知する能力です。
例えば、目を閉じて右手にリンゴを一つ載せてもらいます。
さらにもう一つのリンゴを載せてもらうと、手に重さの違いを感じますよね。
この違いを感じるのが「固有覚」なんだそうです。
無意識に使っている感覚なのですが、これが上手く働かないと、物を置く時に力の加減ができずドン!
「そっと置きなさい」と怒られる。
でも本人、悪気があるわけではない。
本人にはそーっと置くという感覚が備わっていないのですから…。
何をやっても不器用な子で、姿勢も悪く、一見やる気が無さそうなタイプは、性格的な問題やしつけを疑う前に、「固有覚」が未発達なことを疑った方がよいですね。
姿勢が悪い原因の一つが「平衡感覚」を受ける回路が上手く育っていない可能性もあります。
平衡感覚に問題があるので、常に地球の引力に引っ張られれている状態。
背もたれにもたれぱなし、机に突っ伏してしまう、家の中では床や畳の上に寝そべって遊んでいる…
このような子どもは、しがみつく力が弱いそうです。
棒登りやロープ登りが苦手、逆上がりができないお子さんは、平衡感覚の弱さもチェックしましょう。
平衡感覚が弱いお子さんは、眼球運動が弱いお子さんがいるそうです。
多動や自閉障害がある子どもの中には、目が回りにくい 症状が多く見られるそうです。
グルグル回してもすぐに走ることができる…一見、うらやましい能力なのですが、逆に物を注視したり追視することができない、目を合わせるのが苦手となってしまいます。
多動の子のトレーニングで、ブランコやグルグル回る遊びが紹介されていますが、これは、物を見るトレーニングの一つなんですね。
平衡感覚のトレーニングをすることで、キャッチボールで上手くボールが取れるようになったという変化が見えたら、平衡感覚が発達し、目の動きが上手になってきた証拠なんだそうです。
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