公文の国語で一番最初のプリントってご存じですか?
なんと歌…童謡からなんです。
それも「ぞうさん」
ぞうさん、ぞうさん、おはなが長いのね~♪
のあれです。
その秘密を聞いてみました。
語彙を豊かにするには歌が第一
「身辺自立や社会性を広げ、知的教育は後でいい」という人がいるようですが、これは明らかにまちがっています。知的教育で子どもがどれだけ伸びるか、それも知能面に限らず、身辺自立とか社会性についてどれだけ伸びるのか、この点をあまり認識されていないのが実情のようです。
身辺自立を進め、社会性を伸ばすためには、数や言葉などの知的教育を先に施す方が、絶対に得です。
教育で最初にすべきことは、言葉を使いこなす力の基盤となる語彙力を育てることです。語彙を豊かにするには、歌(童謡)を覚えることが一番大切で、一番らくです。
これは幼児だけに当てはまることではありません。
中学生に歌はおかしいと考えるのは、子どもの実態に目をつぶったおとなの先入観です。公文式では実際の年齢にはかかわりなく、その子どもの能力の「ちょうど」のところから学習を始めます。中学生でも語彙の発達が不十分なら幼児や低学年の子どもが入会してきたと思って、歌から指導を始めるのが、いちばんらくで楽しく効果が上がる方法なのです。
0歳0か月の子どもでも、国語の8A1(うたカード)からなら学習を始められます。乳幼児のお子さんには、すぐにこの8A1から保護者と一緒に学習を始めてもらうべきです。
さらに「童謡カード」や「うた200えほん」を使えば、歌を100曲くらい覚えるのは難しいことではないでしょう。鉛筆を持たなくてもできます。言葉が出ていなくてもできます。歌を聞いたら喜んで、体を動かすようになるのです。
歌をうたえるようになった子どもには、「俳句カード」や
絵本の読み聞かせから読書へと導いていって、さらに語彙を増やしていきます。それには「くもんのすいせん図書一覧表」を目安にするとよいでしょう。
ニュージーランドの知的障がい児クシュラが絵本の読み聞かせによって障がいを軽減していった記録「クシュラの奇跡」(ドロシー・バドラー著)の例でもわかるように、読み聞かせはたいへん重要です。
書きながらうたい、歌詞を話題に語りかけを
公文では「能力開発のために三種の神器」として①うた、②大判漢字カード、③磁石すうじ盤をあげています。
子どもの能力を把握するにあたって
「歌を何曲うたえるか(または何曲に反応するか)?」
「漢字をいくつ読めるか?」
「磁石すうじ盤を何分で置けるか?」
ということが重要です。
これらを把握したうえで、その子のちょうどに合わせて「三種の神器」の指導をしていけば、効率よく能力開発ができるからです。
またプリント教材が一見すらすらできるようであっても、歌・漢字・すうじの力が弱い場合は、将来のためにこれらを補っておくべきだからです。
さて、「三種の神器」のなかでも特に「歌」は、誰でもらくにできて効果の高いものです。
童謡をうたい聞かせ、また子どもにうたわせるよいうことは、どんな発達段階の子どもにもできます。ぜひご家庭で、折に触れて童謡を歌ってあげてください。
必ず子どもによい変化が表れます。
また、ズンズン教材を学習するときは、歌を歌いながら書くことをお勧めします。書く作業だけをさせるのはもったいないですし、「ぞうさん、ぞうさん、おはながながいのね…」などと、楽しくうたいながら学習するようにすれば、さらに多くの枚数ができるようになるでしょう。
ついでにいえば、ズンズンのプリントも一回書いたらおしまいというのではなく、色鉛筆やサインペンで色を変えて何度も書くようにすれば、一枚で数枚分の効果があり、学習意欲も増すのではないかと思います。
まだひとりで線を引きけない子どもには、手を添えて書きながら歌ってあげてください。
ところで優秀児のお母さんにお聞きすると、例外なく、生後すぐから豊富な語りかけを続けてこられています。本の読み聞かせなどもなさっていますが、ご自分で言葉を考えて話しかけるのです。一緒に出たときなど、目にふれたさまざまな事物について、「菜の花が咲いているわ。お花の黄色と葉っぱの緑色のコントラストがきれいね」といったように、具体的におとなの言葉で語りかけをされたようです。言葉が経験とあいまって脳に定着し、子どもの言葉の能力が大きく伸びていったのでしょう。これはぜひ、まねるべきです。
とはいえ、どのお母さんでもこうした語りかけができるとは限りません、話し下手なお母さんもいらっしゃるでしょう。そうした方にこそ、歌をうたうことをお勧めします。歌をうたって聞かせながら、その歌詞を話題にしていけば、それほど考えなくても、自然に語りかけができるからです。
例えば散歩をしていて鳩を見かけたら「ポッポッポ…ハトぽっぽ…」と歌い、「ハトさんは、お豆が大好きなのね。〇〇ちゃんも好きよね」という具合です。
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