触覚は、身体の皮膚や粘膜に張り巡らされた感覚のセンサーです。
触覚には、「原始的・本能的」な感覚と、「認知的・識別的」な触覚があるそうです。
原始的な感覚として有名なのが、手の平をさわるとぎょっと握る把握反射。
背中の皮膚をこすると体をよじるギャラっと反射などが有名です。
識別系の触覚は、カバンの中から財布を探しだすような感覚です。
触れたものの素材や形、大きさなどを触り分けたり、身体に触れる位置などで判断する感覚です。
識別系は、生まれてから発達する能力で、生後三か月くらいから徐々に使い方を学習していくそうです。
見たり触ったりして感覚を育てていくんですね。
この識別系の触覚を育てるために、原始的の感覚の働きにブレーキがかかるそうです。
ちょうど生後半年ごろに原始的な働きが見えなくなり、手にしたものを何でも口にするような時期を迎えます。
この行動で、さらに識別の触覚を育てているんですね。
さらに二歳ごろになると、カバンの中身を引っ張り出したり、タンスの中を出したがったりする時期になります。これも識別系の触覚が育った証拠です。
三歳を過ぎた頃に、手探りで素材や形、大きさが分かるようになってきます。
- 散髪してもらうのを嫌がる
- 耳掃除を嫌がる
- 歯磨きをしてもらうのを嫌がる
- 爪切りを嫌がる
というようなお子さんは、触覚防衛反応なんだそう。
原始的な触覚がまだ出ている証拠なんですね。
この原始的な触覚が出ているということは、識別系の触覚を育てることで、随分と改善するそうです。
苦手な感覚に「慣れる」ことをトレーニングするよりも、識別系の触覚を育てることで働きを引っ込めさせるんですね。
例えば、袋の中の物の形をさくり当てるゲーム。
四角や三角の積み木、小さなボールを中身の見えない袋に入れて、ママが言った形のものを出してもらうゲームです。
身体の触覚を育てる方法に、シール当てゲームもあります。子どもの身体にシールを貼って、そのシールを探してもらいます。
道具要らずでできるのが、背中に何を書いたか当てさせるゲーム。
子どもの背中に、〇や×を書いて「何の形を指で書いたか?」当ててもらいます。
これは私もやりました。結構、子どもと盛り上がります。
どんなゲームでも大切なのが、子ども自身が遊びを面白がっているか?ということ。
触っているものに注意が向いているか?関心が働いているか?
なんだそう。
その意識があれば、識別する触覚が育ってきて、だんだんと原始的な触覚が抑制されるそうです。
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